住宅ローンの滞納が続くと、競売という形で不動産売却されてしまいます。
これにはデメリットがとても多いです。
しかし滞納が続いても、早ければ競売にかけられずに済むことがあります。
ここでは競売と任意売却の仕組みや、これらをするとどうなるかについて解説します。
住宅ローン滞納のリスク!競売による不動産売却
住宅ローンの滞納が競売による不動産売却となってしまうまでの流れは、以下のとおりです。
●滞納して1〜2か月目で督促状や催告書が届く
●3か月以上滞納が続くとローンの一括返済が求められる
●保証会社が銀行へ一括返済する
●競売の申立がおこなわれ、裁判所から競売開始決定通知が届く
●裁判所から執行官と鑑定人が現地調査へ訪れ、最低競売価格が決められて競売がおこなわれる
競売にかけられると、住宅は差し押さえられてしまい、すぐに退去しなくてはならなくなるかもしれません。
また、信用情報機関のブラックリストに載ってしまい、新しくローンを組めなかったりクレジットカードの利用限度額が減ったり、更新ができなかったりというデメリットが生じます。
競売を回避するために、任意売却という不動産売却の方法があります。
注意点は、ローンを滞納していない状態ではできないことです。
この時点ですでにローンを滞納していますので、はやめに相談するのをおすすめします。
住宅ローンが支払えなくなった際の任意売却の仕組みやメリット
任意売却とは、競売以外の方法でローンを返済することです。
これは滞納から3〜12か月の期間でおこなわれます。
そのため、競売にかけられる前におこなえる可能性がある上に、競売よりもメリットが圧倒的に多いです。
また、以下の流れでおこなわれます。
●不動産業者への相談
●価格査定をする
●債権者の同意を確認して売却活動開始
●売買契約と決済をして引き渡す
この方法のメリットは、市場価格に近い金額で売却できることや引っ越し費用をもらえる可能性があること、売却後の返済計画の交渉ができることです。
これらは競売の場合にはありません。
しかしこの売却方法をとるには、住宅ローンが支払えなくなった場合に金融機関が土地と建物を担保に差し出す抵当権という権利を解除する必要があります。
というのも、この権利がついたままだとデメリットが多く買い手がつかないからです。
これを解除するためには、借金額を0にする必要があります。
ローンの滞納が原因で売却した住宅に住み続けることができる?
実は、任意売却をした住宅に住み続けることができる方法があります。
それがリースバックで、住宅を投資家やリースバック業者などに買い取ってもらい、新たに家主となった方に賃料を支払って売却した家に住み続けられるシステムです。
このメリットは、馴染みのある街に住み続けることができることや売却したことをご近所に知られずに済むことなどです。
また一定期間の家賃を売却で得たお金で賄える上に、経済状況によっては買い戻しもできます。
まとめ
競売と任意売却ついて、解説しました。
とくに競売は、不動産売却のなかでもデメリットがとても多いですね。
お住まいで住宅ローンを支払えなくなりそうな場合は早めに任意売却を検討しましょう。
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